✔︎上眼瞼切開術
✔︎他院埋没抜去術
過去に他院で2度ほど埋没法を受けていらっしゃいましたが、二重の線と睫毛の生え際の間に、
皮膚がダブついて、睫毛の生え際が隠れている、かつ睫毛も下向きになっていました。
軽度の眼瞼下垂もありましたが、今回はご予算面から、眼瞼下垂手術は行わず、上眼瞼切開術および他院埋没抜去術を行いました。
過去の埋没法の糸というのは必ずしも抜去をしなければならないものではありませんが、幅広い二重を埋没法で作られている場合、それが開瞼抵抗になっている、すなわち眼瞼下垂の原因となっている場合があります。
切開法や眼瞼下垂の手術を行なっていると、過去の埋没法の影響で眼窩脂肪と挙筋腱膜が癒着を起こしており、それで目が開きにくくなっていることがままあります。
そのため今回も、しっかり過去の埋没糸を抜去しています。
今回の二重の幅は、睫毛縁から7mmの高さで設定しました。
眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)を行うのであれば、もっと幅広い二重を作ることも不可能ではありませんが、今回は予め軽度の眼瞼下垂があったため、余り幅が広い二重を作ると、更に目の開きが悪くなることが予想されたため、無理のない幅で行いました。
経過をみて頂くと、1ヵ月の時点では両目共に目頭側の目の開きが少し弱く、そのせいで幅が広く見えています。
まだハレの影響ということも考えられますが、やはり眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)を併用すべきだったかなという気もしましたが、この時点では経過観察致しました。
3ヵ月後の時点では両目目頭側の目の開きは改善しており、1ヵ月の時の目の開きの弱さはハレによるものであったと考えられます。
埋没法による二重は、ほぼ1ヵ月で完成しますが、切開法による二重は最低3ヵ月、場合によっては半年かかります。
二重整形を検討中の患者様へ
ひとことで二重整形といっても、お目元の状態はおひとりおひとり異なりますし、また理想とするお目元も人それぞれです。
埋没法を行なっている美容外科医は多々おりますが、常日頃から埋没法のみならず、切開法や眼瞼下垂手術まで行っている美容外科医でのご相談をお勧めします。
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