埋没法で作った二重は永久的なものではないため、取れかけのサインを放置すると一重に戻ってしまう可能性も否定できません。経年変化や施術後の過ごし方によって、その持続期間には個人差が生じます。
ご自身で二重が取れているのか、いないのかを判断するのは難しいですが、今回の記事では簡単にセルフチェックする方法や、取れかけた際の対処法について、くわしく解説します。
埋没法が取れかけているときの6つのサインと前兆【症例写真あり】
埋没法で留めた糸は、目元によほどの強い衝撃がない限り突然取れることはありません。上記のような前兆・サインが現れてから、徐々に施術前の状態に戻ったり、二重ラインが変化したりしていきます。
これらに当てはまらない場合でも、埋没法で二重を形成した後の状態から明らかに変化があった際は、埋没法で留めた糸が取れかけている可能性があります。
1.二重幅が変わった
埋没法は、まぶたに医療用の糸を通して留め、二重のラインを固定して行う二重整形の施術方法です。留めている糸がだんだん緩くなってくると、糸の位置が変化して、二重の幅が狭くなったり広くなったりします。
二重幅が変わったように思うのは糸が取れかけている際の大きなサインです。鏡でご自分の顔を見た時に「なんだか二重が今までと違う感じに見える」と思ったら、二重幅が変化していないかチェックしてみましょう。
2.二重の食い込みが弱く感じる
埋没法の糸がとれかけている症例画像
まぶたを留めている糸が緩んでくると、二重ラインの食い込みが弱くなります。そのため、二重ラインが薄くなるのも糸が取れかけの兆候です。そのまま放置しても、再び食い込みが強くなることはありません。
施術直後は「食い込みが強い」と感じる場合にも、1カ月から半年ほど経過すると、丁度良い強さになってくるケースがほとんどです。施術後半年以上経過したタイミングで食い込みが弱いと感じている時は、埋没が取れかけているサインかもしれません。
3.二重のラインが消えることがある
二重の幅が変わる、食い込みが弱くなるのと同じように、まぶたを留めている糸が緩んでくると、二重ラインが消えてしまう場合があります。日によって「今日は消えているけど昨日は大丈夫だった」など、二重ラインが日によって変動するのも一つのサインです。二重ラインの様子が日によって変わりがないか、意識して確認すると良いでしょう。
4.目がゴロゴロするなど違和感がある
埋没法の糸をまぶたの裏側で留める方法の場合、「留めていた糸が出てきてゴロゴロする」「痛みがある」などの違和感が生じます。鏡ではなかなか確認しにくいですが、取れてしまった糸が眼球を傷つける可能性があるため、放置するのは大変危険です。違和感がある場合は、すぐに担当医へ相談しましょう。
5.二重幅に左右差が出てきた
埋没法の糸がとれかけて二重幅に左右差が生じている症例画像
左右どちらか片方のまぶたに食い込ませた糸が緩み、二重ラインの幅に左右差が出てくるケースがあります。二重ラインの左右差も、埋没法の糸が取れかけているときのサインです。目の大きさの左右差が気になりはじめるほか、片側だけ二重ラインに違和感がある場合は経過を観察していきましょう。
6.三重まぶたになっている
埋没法を繰り返して三重まぶたになっている症例画像
糸が緩んでまぶたを引き上げる力が弱まると、二重ラインが複数できて三重まぶたになるケースがあります。ただし、糸の取れかけと関係なく、むくみや体調の変化が影響して、偶然三重まぶたになる可能性もゼロではありません。見分け方は、三重まぶたが継続する期間です。三重まぶたの状態が1~2週間続いたら、取れかけのサインと考えられます。
埋没法は何年もつの?
埋没法の持続期間は、人それぞれで異なります。3〜10年ほどが一般的とされていますが、3年を待たずに糸が取れてしまう方や、キープされる方もいらっしゃいます。
埋没法は半永久的に二重ラインを作る施術ではないため、時間の経過とともに、留めていた糸が緩んだり取れたりする可能性があります。そのため、持続期間を明言することはできず、まぶたの状態や生活習慣、顔の筋肉の動かし方の癖、埋没法の術式の違い、施術した医師の技術力によっても異なります。
埋没の取れかけた二重ラインは復活する?
埋没法で取れかけた二重ラインは、残念ながら復活しません。取れかけた部分にアイプチやアイテープで癖をつけて二重ラインを修正したとしても、根本的な解決には至らないのです。また、アイプチやアイテープを埋没の糸が取れかけの状態で使用するのは、眼球を傷つけたりのまぶたのかぶれや炎症を起こしたりするため、使用は避けましょう。
二重ラインを戻したい場合は、再施術の検討がおすすめです。「もう二重に戻さなくてもいい」と思っている方も、まぶたや眼球に違和感が生じたら、すぐに担当医に相談してください。
TAクリニックでは、二重埋没法の再施術や他院修正のセカンドオピニオンも承っています。無料カウンセリングで、お気軽にご相談ください。
埋没法が取れかけているときの対処法3つ
- 埋没の糸が出ているか確認する
- 担当医に相談する
- 再施術を検討する
1.埋没の糸が出ているか確認する
埋没法が取れかけると、留めた糸が飛び出てくることがあります。「取れかけているかも」と思ったら、まず、まぶたから糸が飛び出ていないか確認しましょう。糸が出ていないことが確認できれば、急いで医療機関を受診する必要はありません。
糸が飛び出している場合は、まぶたの表面と裏面のどちらから出ているかを確認してください。表面から飛び出ている場合は、細菌感染による炎症が起きる可能性があり、裏面から飛び出ている場合は、眼球を糸で傷つける恐れがあります。
いずれにせよ、まぶたや眼球に影響を及ぼす可能性があるため、絶対に自分で糸を切ったり、引っ張ったりせず、早めに施術を受けたクリニックに相談しましょう。
2.担当医に相談する
埋没法の糸が取れかけている、糸が出ているかご自身で判断できない場合は、クリニックに相談すると安心です。糸が露出していないケースでも、糸の緩みや二重ラインの状態を診察し、適切な処置を行えます。
3.再施術を検討する
二重が取れかけている場合は、再施術して二重ラインを作るのか、糸を除去してまぶたを元に戻すのかを検討します。まぶたの状態によっては抜糸を行わず、そのままにする可能性もあります。
再施術を検討しているクリニックが、前回施術を受けたクリニックと違う場合は、カウンセリング時に再施術であることを伝えると診察がスムーズです。
埋没法が取れる5つの原因
- まぶたに脂肪があり、分厚い
- 糸の留め数・施術方法が適切でない
- まぶたを擦るなど刺激を与えている
- 体重の増減
- 埋没法がまぶたに適していない
埋没法が取れる原因として、具体的には上記の5つが挙げられます。それぞれの原因についてくわしく見ていきましょう。
1.まぶたに脂肪があり、分厚い
まぶたに分厚い脂肪がある方でも、埋没法での二重施術は可能です。しかし、埋没法はまぶたを糸で留める施術方法のため、まぶたが分厚いと二重が長期間持続しない場合があります。適切な留め数でない埋没法を受けたりした場合は、糸がまぶたの重みに耐えられず、二重ラインが取れやすい傾向にあります。
2.糸の留め数・施術方法が適切でない
2点留めや3点留めといった、点で留める埋没法にありがちな誤解が「点留め数が多いほど、二重が取れにくく、きれいなラインができる」というものです。実際には、患者様のまぶたの薄さ、理想とする二重幅に合わせて、糸の留め数の検討が必要です。
埋没法には点留めによる術式のほか、独自の方法で取れにくい二重埋没法を提案しているクリニックもあります。TAクリニックでは、クイックコスメリングという一般的な埋没法よりも取れにくく、くっきりとした二重が形成できる施術もご案内が可能です。
関連施術:クイックコスメリング
3.まぶたを擦るなど刺激を与えている
まぶたを擦るなど、目に刺激を与える行為は糸が緩みやすくなります。実際に手でこするだけでなく、アイシャドウを塗る際のアイシャドウチップの強い押し付けや、つけまつ毛の着脱でも刺激が生じることがあります。目を擦る癖がある方やメイクでまぶたに触れる機会が多い方は、なるべく刺激を与えないよう注意が必要です。
4.体重の増減
施術した時より体重が大幅増えるとまぶたにも脂肪がつき、その分、糸にかかる負担が増えて取れやすくなります。数キロの範囲であれば問題ありませんが、大幅に体重が増えると糸が取れる可能性は上がります。逆に、体重が減った場合はまぶたが薄くなるため、二重ラインがなくなったり窪んだ部分に別のラインが出来て三重になったりすることがあります。
5.埋没法がまぶたに適していない
埋没法が何度も取れて過去に3回以上の再施術を受けている方は、埋没法での二重形成がまぶたに適していない可能性が高いです。こういった場合は、切開による二重施術で理想の二重が形成できます。
以下の動画では「二重埋没法をもう一度したいとき」について解説しています。埋没法の糸が取れかけている、二重幅を広げたいなど、お悩みの方はぜひ参考にしてください。
TAクリニックでは、他院で埋没法が難しいと診断された方のセカンドオピニオンや、他院修正も行っています。お気軽に、無料カウンセリングにご来院ください。
取れない二重整形ならTAクリニックへ
TAクリニックには「取れにくい二重整形を選びたい」「他院で作った二重が取れかけてきたから、再施術を受けたい」といったご要望の患者様が多くご来院されます。
当クリニックでは、スタンダードな2点留めの埋没法から、施術直後よりメイクが可能な埋没法「クイックコスメリング」、半永久的な二重が手に入る切開法まで、豊富なメニューの中から患者様お一人おひとりのまぶたに合った最適な施術をご提案いたします。
カウンセリングでは、しっかりと時間を取って担当医が患者様のご要望を伺い、顔全体のバランスを考慮しながら、理想の形を目指します。
クリニックの目元症例数は12,000件と多数あるため、公式サイトの症例ページや、各ドクターのInstagramから、自分のなりたい二重を探してみてはいかがでしょうか?