一重の方の中には、「アイプチなどの二重まぶた化粧品を使えば二重になる」「もともとうっすらと線があり二重になりそう」「日によっては何もしなくても二重になる」といった二重にしやすい・なりやすいという方がいらっしゃいます。
しかし、その一方で「アイプチなどを試したけど二重にならない」とお悩みの方も多いです。また、ご両親が二重で、将来的には二重になる可能性があるのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。一重から二重になりやすいまぶたとは一体どのようなものなのでしょうか。
この記事では、一重から二重になる可能性がある方の特徴や、二重になる方法について解説します。
二重になる可能性がある一重まぶたとは?
二重になる可能性がある一重まぶたとは、二重まぶたと同じ構造を持つまぶたのことです。
詳しくは「二重と一重のまぶたの構造の違い」の見出しで解説しますが、一重の場合は、上まぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋(がんけんきょきん)がまぶたの皮膚とつながっていないのに対し、二重はつながっているので皮膚を一緒に引き上げて、まぶたを二重にして目を開く構造になっています。
「今が一重だから、一重まぶたの構造なのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、まぶたに脂肪がついている、むくみがあることで皮膚が一緒に持ち上がっていないケースもあります。
二重まぶたの構造を備えたまぶたをしていれば、まぶたの脂肪やむくみをとって、二重ラインのクセ付けや筋肉トレーニングを行うことで二重になる可能性が高いです。
二重と一重のまぶたの構造の違い
二重まぶたと一重まぶたの構造で大きく異なるのが、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)がまぶたの皮膚とつながっているかいないかという点です。二重はつながっていて、一重はつながっていません。
眼瞼挙筋とは、眼球の上部を覆っている筋肉を指し、主にまぶたの開け閉めをする際に働きます。二重まぶたになる人は、眼瞼挙筋の先端が枝分かれした状態で皮膚につながっており、目を開ける際にまぶたの皮膚を一緒に持ち上げるため、まぶたが折り込まれて二重になるのです。
それに対して一重まぶたの人は、眼瞼挙筋の先端が枝分かれしていない、もしくは皮膚へのつながりが弱いため、目を開けるときに皮膚が折り込まれるほど持ち上げられません。
つまり、目を開け閉めする働き自体は両者とも同じですが、まぶたの構造が違うため、一重または二重となって表面にあらわれます。
二重にならない人の3つの特徴
一重まぶたから二重にならない人の特徴は下記の3つです。すべてに当てはまる場合は、自力で二重にするのが難しいといえます。
- まぶたの構造が一重まぶたである
- まぶたの脂肪が厚い
- まぶたの皮膚が硬い
1のまぶたの構造については、ご自身で見極めにくいポイントですが、アイテープや二重のりで二重ラインを作ってみてもなかなか二重にならない場合、一重まぶたの構造の可能性が高いです。
ただし、一重まぶたの構造を持っていても、まぶたの脂肪が少なく皮膚が柔らかい場合は二重まぶた化粧品を使い続けることで、二重ラインが定着するケースもあります。二重を作るときには、ご自身に合う幅で二重にすることも重要です。幅が広すぎるともともと二重まぶたの構造を持っていたとしても、二重になりにくいので注意しましょう。
2と3に該当する場合には、二重まぶた化粧品を使っても、まぶたの脂肪やむくみによって皮膚がまぶたに食い込まずに二重にならないケースがあります。また、メイクを落とすと完全な一重になってしまうため、自力で安定した二重ラインを作るのは難しいです。
加えて、まぶたが一重であり、目の開きが悪いと感じている方は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の可能性があります。眼瞼下垂とは、まぶたが垂れて瞳孔に覆いかぶさっている状態です。まぶたが開けにくくなるため視界が狭くなり、日常生活に支障を来す場合もあります。TAクリニックでは「眼瞼下垂」の施術をご用意していますので、目の開きにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
関連施術:眼瞼下垂(目つき矯正)
二重にする方法4選【セルフケア編】
セルフケアで二重にする方法は、下記の4つです。
- まぶたのむくみを取る
- まぶたの筋肉を鍛える
- アイテープやアイプチなどの二重用グッズを使う
- 二重メイクをする
一重まぶたの方でも、二重まぶたの構造を備えていれば、セルフケアで二重を目指せます。二重にする方法4つについて、順番に解説しますので、参考に試してみてください。
1.まぶたのむくみを取る
まずは、まぶたのむくみを取ることが大切です。むくみを取るとまぶたの厚みが解消し、二重になりやすくなります。
むくみ取りに有効な、温冷タオルパックと、マッサージについて見ていきましょう。
温冷タオルパック
温めたタオルと氷水で冷やしたタオルを交互に使ってむくみを解消・緩和する方法です。目元を温める・冷やす工程を繰り返すと血管が収縮と拡張を繰り返し、むくみが取れやすくなります。
温冷タオルパックのやり方は、以下のとおりです。
- 水に濡らして絞ったタオルを、500Wの電子レンジで1分温める
- 温めたタオルを、目を閉じた状態で5分間、目の上に乗せる
- 氷水で冷やしたタオルを1分間、同じように乗せる
- 2~3回繰り返す
温冷タオルパックを日常的に続けることで、血行が促進し、老廃物が溜まりにくくなります。
オイルやクリームでマッサージ
続いて、オイルやクリームを用いたマッサージを行いましょう。目元の血行が促進され、むくみが取れやすくなります。
- 目周りにオイルやクリームを塗って滑りを良くしておく
- 指の腹で、目頭→目の上→目尻→目の下→目頭と、目を囲むように6回滑らせる
- こめかみを5秒間押す
- 目の下からこめかみに向かって6回引き上げる
指に力を入れすぎると、肌に刺激が加わり、シワの原因となります。指の腹で優しく滑らすように注意しながら行いましょう。
2.まぶたの筋肉を鍛える
二重にするためには、まぶたの筋肉を強化することも重要です。
中でも、眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる、眼の開閉の役割を担う筋肉を鍛えましょう。目の周りを囲うように輪状に発達した筋肉のことで、涙を集めてドライアイを防ぐ機能も持っています。
眼輪筋の衰えは、まぶたのたるみにつながり、二重の構造を持っている方が一重になる要因の1つです。パソコンやスマホをじっと見る・無表情でいる時間が長いなどの生活習慣があると、眼輪筋の筋力低下を早めてしまい、まぶたがたるみやすくなるので、生活習慣にも注意しましょう。
以下の眼輪筋トレーニングで、たるみを予防するのがおすすめです。
- 眉の下に、人差し指・中指・薬指の3本を当てて軽く持ち上げる
- 目頭側・目尻側に分けて、各10秒ずつ左右に小刻みに揺らす。
- 目尻側の指を10秒間小刻みに揺らす。
- 1と同様に、指3本を眉下に当てて軽く持ち上げる
- 目頭側・目尻側に分けて、各20秒ずつ瞬きをする
上記のトレーニングによって、眼輪筋をほぐし、鍛えることでむくみとたるみを解消する効果が期待できます。ぜひ、寝る前の習慣にしてみてください。
3.アイテープやアイプチなどの二重まぶた化粧品を使う
二重まぶた化粧品を使って、まぶたに二重ラインのクセ付けをします。アイテープは、まぶたを織り込んで二重ラインを付けるテープです。強い固定力があり、まぶたが厚い方でも二重を維持できますが、よく見るとテープを貼っていることがバレてしまうことがあります。
一方の二重のりは、まぶたを貼り付けて二重ラインを付ける糊状のグッズです。塗って乾かすだけで手軽に二重を作れて、ナチュラルな仕上がりが目指せますがまぶたの皮膚が伸びてしまうケースがあります。
アイテープの方がまぶたへの負担は少ないものの、オフするときの摩擦などで、まぶたに負担がかかることには変わりありません。
二重まぶた化粧品の接着成分が肌に合わない場合、かぶれやアレルギー反応を起こす可能性があります。皮膚に症状が出てきたら使用をやめてください。
症状が出ていなくても、まぶたの負担を考えると連続使用は控えた方が良いでしょう。
4.二重メイクをする
アイプチを使わない二重メイクをご紹介します。
- 二重幅を決める
- 理想の二重ラインまでブラウンのアイシャドウをのせる
- 先の平らなブラシで二重ラインをなぞるように広げる
- ブラックのアイラインを2mmほどの幅で引く
- 引いたアイラインを濃いブラウンのアイシャドウでぼかす
- マスカラをする
まぶたにのせたブラウンのアイシャドウが二重感を演出します。アイプチが合わなかった方は、二重メイクを試してみると良いかもしれません。
二重にする方法4選【美容医療編】
セルフケアで二重になる方法をご紹介してきましたが、まぶたが一重の構造であったり、皮膚がデリケートだったりする方は、セルフケアで二重にするのも限界があります。
美容医療であれば、施術によっては半永久的な二重まぶたの維持が可能です。二重のりでプールや温泉が嫌だと思っていた方や、二重メイクに時間がかかっていた方も手間が解消できます。
ここからは、TAクリニックで行っている二重整形施術をご紹介します。
二重埋没法
二重埋没法は、まぶたを糸で留めること二重ラインを作り、切らずに二重まぶたにする施術方法です。
メスを使う=切開を伴う施術と比べて、痛みや腫れなどのダウンタイムも少なく、施術時間も10分〜15分程度と短いのが特徴です。糸を取ればラインを元に戻せるため、気軽に受けられるプチ整形として人気があります。
関連施術:二重埋没法
二重全切開法
二重全切開法は、まぶたを切開して二重ラインを形成する施術方法です。
切らない二重埋没法と比べて、ダウンタイムは長くなりますが、切開した部分の皮膚と筋肉を癒着させるため、半永久的に二重まぶたが持続できます。デザインの自由度が高い点も魅力で、二重幅を広くした平行二重も再現可能な施術です。
関連施術:全切開法
眼瞼下垂
眼瞼下垂とはまぶたが下垂してしまい、まぶたが重くなったり、視野が狭くなったりする症状のことです。
眼瞼下垂となる原因は、上まぶたを開ける筋肉の力が弱くなったり、その部分にある腱が弱くなったり、はがれたりして発症します。主に加齢が原因で起こりますが、なんらかの病気が隠れている可能性も否定できません。
TAクリニックでは、切開法・非切開法のいずれかを用いて、下垂したまぶたを改善します。
関連施術:眼瞼下垂(目つき矯正)
片目二重術
片目二重術は、目元やまぶたの左右差によって起こるバランスの不自然さを改善する施術方法です。
左右差を少なくすることで、メイクのしづらさや目元のコンプレックスを解消します。片目二重術にも、埋没法や切開法など種類があり、患者様のお目元の状態によって異なります。
関連施術:片目二重術
二重にならないとお悩みの方はTAクリニックへご相談を
TAクリニックでは、ご紹介した4つの二重整形施術以外にも、まぶたの厚みを改善する脂肪取りや、キープ力の強い埋没法などお悩みに合わせた施術メニューをご用意しております。
また、当クリニックでは技術に自信があるからこそ可能な「TAC安心保証制度」を設けており、効果がない・再施術が必要といった場合でも、施術プランに応じて最大7年間無料で再施術させていただく保証制度も存在します。
専任カウンセラーによる無料カウンセリングも随時行っておりますので、お目元にお悩みがある方は、お気軽にご活用ください。Webからのカウンセリング予約は、24時間受け付けております。ぜひ、一度当クリニックまでご相談ください。