目頭切開のダウンタイムの長さは術式で異なる
目頭切開のダウンタイムについては、術式によってそれぞれ長さは異なります。当クリニックでよく行っている施術であるZ型形成(目頭切開Z法)は、切開の程度も大きくなく皮膚に無駄なテンションがかからないため、ダウンタイムが短めです。
一方で、大きく切開する三日月皮膚切除法などは、ダウンタイムも長くなる傾向があり、肥厚性瘢痕を起こしやすいです。
おおまかな目安としては、目頭切開の術後、痛みや腫れがあるのは概ね1週間〜2週間程度であるとされています。(個人差があるため、あくまでも参考としてください)
目頭切開では創部の縫合を行うため抜糸が必要となります。傷跡が落ち着くまで、1週間前後は糸を付けておく必要があり、抜糸後しばらくは傷口の赤みが残ったり、痛みが残る場合があります。
目頭切開のダウンタイムの具体例とは?
目頭切開のダウンタイムの具体的な例を以下に挙げてみました。
目頭切開の術後に腫れが出る場合があります。ダウンタイムの目安は1週間〜2週間程度です。感染症などを発症すると腫れが長引いてしまうので、しっかりとケアすることが大切になります。
目頭切開の術中操作によって出血することがあり、それに伴い、後日になって創周囲が紫~黄色に変色する、あざ(内出血)が出現することがあります。
この症状は主に目頭の周辺で起こりやすいものであり、1週間〜2週間の経過で回復していきます。
また、ごく稀にですが、白目の表面に出血がみられるケース(結膜出血)もあります。この場合も、1週間〜2週間で気にならなくなりますのでご安心ください。
目頭切開の経過とダウンタイムのケアについて
目頭切開の経過については、概ね以下のような流れとなります。
・目頭切開の施術当日
※目頭切開の他に、全切開法を行っています。
・施術後の抜糸(およそ1週間前後で行います)
※目頭切開の他に、全切開法を行っています。
・ダウンタイムの終了
※およそ1週間〜2週間程度で、腫れ・内出血などの症状が回復していきます。
なお、目頭切開の術後のお出かけなどについては、抜糸まではメガネ・サングラスなどを使って過ごし、抜糸後2日目からはアイメイクもしていただけるようになります。
目頭切開のダウンタイムのケアに関しては、腫れが強い場合はアイスノンなどで軽く冷やしたり、洗顔の際に目をこすらないように気をつけたりして、炎症を防ぐようにしましょう。
まとめ
今回は、目頭切開の気になるダウンタイムの内容と、術後のケアなどについてお伝えしてきました。
目頭切開は術式によっては概ねダウンタイムが少ない施術であり、当クリニックでは術後のケアもしっかりとサポートいたしますので、決して心配はいりません。
次回のコラムは、目頭切開を受ける上での注意点についてまとめていきます。