お家にいる時間が長くなった近頃では、自宅で行うスキンケア・ホームケアが話題になっています。今回はその中から、ダーマペンを自ら行う“セルフダーマペン”を取り上げてみました。ダーマペンの概要から効果、ダウンタイム、さらにはセルフダーマペンのやり方まで、くわしくご紹介しているので、ぜひ、最後までご覧ください。
セルフダーマペンについて
医療機関で行うダーマペンに対し、自宅で使うダーマペンを「セルフダーマペン」と称しているようですね。機器の形状は医療機関で使用しているものと非常に似ていて、太い万年筆の先端に針が付いたような形をしています。針は12針のものが多く、深さは0.25~2.5mmまで調整可能なようです。製品によっては36針のものもあります。なお、針は施術ごとに替えることが推奨されています。
通常、施術の前に表面麻酔を行いますが、市販されているダーマペンには麻酔薬は付属していないため、自分で探して購入することになります。
医療機関の麻酔薬ではおよそ30分で効果が出ますが、セルフの場合は麻酔の効き具合について、ご自分の感覚で確認してください。
麻酔の後、実際の施術に移りますが、利き手側はやりやすく利き手ではない側はやりにくいのは当然として、顔は目・鼻・口と凹凸がある上に皮膚は平面ではないため、ダーマペンを常に肌に垂直に当てるのはかなり難しいのではないでしょうか。医療機関であれば、部位ごとの皮膚の厚みと症状を考慮して、針の深さ・スピードを適宜変えて行っています。さらには、肌表面の微出血の程度も、施術のゴールの目安になります。
セルフダーマペンに必要なもの10選!
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- 1. ダーマペン+針
- 針は必ず新品の物をご用意ください。通販で購入できます。
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- 2. 麻酔クリーム
- 施術中の痛みを和らげてくれます。個人輸入で購入できるようです。
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- 3. 美容液
- 添加物の入っていないものを選びましょう。
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- 4. 消毒用エタノール
- 感染症を防ぎます。
- 5. 精製水
- 6. ラップ
- 7. 顔パック
- 8. コットン
- 9. 保冷バッグ
- 10. 鏡
など
※ご購入の際は自己責任で、信頼できる業者から正規品を購入しましょう。
セルフダーマペンのやり方
ご自分で行うときのダーマペンのやり方について、簡単にご説明します。
- 必要な物品を揃えます。
- クレンジングを十分にしてから、洗顔をします。
- 手指を消毒します。
- 麻酔クリームを塗布します。このとき、たっぷり塗るのがポイントです。
- サランラップでパックをして、30分~60分程度待ちます。
- ラップパックを取り、精製水を浸したコットンで麻酔クリームを拭き取ります。
- お肌に、添加物の含まれていない美容液をつけます。
- ダーマペン開始。
- 精製水を浸したコットンで出血を拭き取ります。
- 添加物の含まれていない顔パックをして、保冷バッグで冷やします。
- なるべく針を垂直に刺すようにすると、針穴が広がりません。スタンプを押すような感覚です。
- 「美容液を塗る→針を刺す→美容液を塗る→針を刺す」を繰り返すといいでしょう。
- 清潔を心がけてください。
- 麻酔クリームは、十分に拭き取ってから行うようにしてください。
- 施術後は、パックの上から十分に冷やすことで、顔のほてりが緩和されます。
※セルフダーマペンの施術は、あくまでも自己責任になっていますので、ご了承ください。
セルフダーマペンのメリットとデメリット
セルフで行うダーマペンには、メリットとデメリットが存在します。それぞれ一つずつ、見ていきましょう。
セルフダーマペンのメリット4選
- 費用を抑えられる
- 美容クリニックでダーマペンの施術を受けるのと、セルフで行うのとでは、費用の面で差が出ます。一般的に美容クリニックで施術をする方が割高になります。クリニックが割高になるのは、クリニッククオリティの確かな技術力で施術が行われていること、施術からアフターケアまで適切な処置が受けられることなどを考えると、仕方ないのかもしれません。
- 自宅で好きなときにできる
- 新型コロナウイルスの影響もあり「おこもり美容」が流行っています。お家で好きなときにできるということもメリットとして、ポイントが高いです。お風呂上がりや、寝る前にできるのも魅力的。
- 自分の好きな針の深さに、細かく設定できる
- 肌トラブルに合わせて、細かく針の深さを調節できます。しかし、どのくらいの針の深さにしたら良いのか、専門家である医師に相談できないことを考えると、デメリットとも考えられるので、一長一短かもしれません。
- 好きな部位に好きなだけできる
- 特にこの部位をやりたいと思った箇所に、重点的に行うことができます。こちらも、重点的にやり過ぎてしまい、逆に肌トラブルを起こしてしまう原因になるので、行うときは慎重に行わなければなりません。
セルフダーマペンのデメリット4選
- 医師に相談できず、本当に自分に合っている施術なのかわからない
- 針の深さや使用する美容液が、本当に自分に合っているのかを見極めるのが困難です。例えば、敏感肌や感染性疾患等をお持ちの患者様には適応しないケースや、お悩みの肌トラブルによって適応する美容液や施術方法が異なる場合もございます。
- 適切な角度を維持することが難しく、痛みによるムラが起こりやすい
- クリニックではしっかり表面麻酔を行い、専任のナースが処置を行う為、垂直かつ適切な部位にムラなく処置が可能ですが、セルフで行う際は、痛みで針を離してしまったり、角度を均一に保てなくなったりと完璧に処置を行うことは非常に難しいです。
- 自分で必要物品を揃えるのに、時間がかかる
- 通販・個人輸入で購入するものが多いので、お手元に届くまでに時間がかかります。また、海外製品などは特に、非正規品に注意が必要です。購入した機械についてもご自身でメンテナンスを行う必要があります。
- 安全が確保されておらず、何かあっても自己責任となる
- 例を挙げると、清潔操作が万全ではなく感染症を起こしてしまったり、ニキビの箇所に針を指してしまいニキビがひどくなり広がってしまったり、危険性は幅広く存在します。お肌にトラブルが起こっても全て自己責任と考えると、これが一番大きなデメリットかもしれません。
【結論】セルフダーマペンはどうなの?
セルフダーマペンは嬉しいメリットがあり、肌トラブルに悩む方には非常に魅力的です。しかし、安心・安全が確保できず、何があっても自分の責任になってしまう怖さがあります。
安心・安全に確かな効果を得たいのであれば、専門の美容クリニックに行くことをおすすめします。肌トラブルにお悩みがある方は、ぜひカウンセリングにお越しくださいね。
TAクリニックのダーマペンについて
TAクリニックのダーマペン4をご存じでしょうか?ダーマペン4は、お肌の新陳代謝を促して、ハリやツヤのある若々しい肌へ導くことが可能です。患者様のお肌に合わせた美容液を浸透させて施術することで、より滑らかで美しいお肌が実現します。
TAクリニックの、ベルベットスキンは、ダーマペン4と人気のマッサージピール(コラーゲンピール)を組み合わせたメニューです。肌の皮膚再生を促すダーマペン4で、皮膚に目に見えないほどの小さな穴を開けたあと、コラーゲン生成を促すマッサージピールを塗布し、有効成分を皮膚の深部に届けることで肌のハリや弾力を蘇らせます。
さらに、プラセンタやビタミンC、幹細胞エクソソーム美容液DREXエッセンスSをはじめとした、さまざまな美容成分のオプションメニューもご用意。これらは、セルフでは行うことが難しいクリニックならではの施術メニューで患者様の肌質やお悩みに合わせてご提案が可能です。もちろん、アフターケアの注意点といった指導もさせていただきます。
カウンセリングで患者様のお肌を拝見し、どのような美容液が適しているのかご提案させていただくので、まずはお気軽にご相談ください。クリニックで、安心・安全にダーマペンを行いましょう。
