
食べ物、サプリメント、高級化粧品、美容医療など、情報が多くて何を選べばよいか迷います。
今回は医師の視点から、それぞれの役割とコストパフォーマンスを比較します。まずは、アンチエイジングの目的を整理しましょう。

アンチエイジングは予防と改善を分けて考える
アンチエイジングには、将来の老化を予防することと、今ある悩みに働きかけることの二つがあります。目的を混同すると、自分に合う方法を選びにくくなります。

例えば、ほうれい線が気になるときに、食生活を変えればすぐに消えるというものではありませんね。
食事やサプリメントは将来に向けた予防が中心です。美容医療には予防に加え、今ある悩みに直接働きかける選択肢があります。今どうしたいのかによって、選ぶ手段が決まります。
抗酸化を意識した食事は守りのケア
食事では、体のさびを防ぐ抗酸化作用のあるものを意識しましょう。代表的なのは、ビタミンA・C・Eを含む食べ物です。

どのような食材を選べばよいのでしょうか?
緑黄色野菜、アスタキサンチンを含む鮭、リコピンを含むトマトなどです。酸化や糖化を防ぐ方向に働き、将来に向けた予防を支えます。


毎日の食事に取り入れやすく、コストパフォーマンスも高い一方、即効性を求める方法ではないということですね。
サプリメントは食事を補うもの
食事だけで補いきれない部分を補助するのがサプリメントです。動画では、NMN、ビタミンC、コラーゲンペプチドなどを例に挙げています。

サプリメントも、飲んですぐにシワがなくなるものではありません。
あくまで日々の生活を補い、将来の予防を支えるものとして考えます。食事の代わりにするのではなく、目的を理解して取り入れましょう。
美容医療は今ある悩みに働きかける
予防と再生を考えるプルリアルデンシファイ

美肌注射の中でも紹介したいのが、プルリアルデンシファイです。予防と、老化の時間的な巻き戻しという二つの側面に働きかける製剤です。
HIFUなどの引き締め治療とは、どのように違うのでしょうか?
HIFUが今あるたるみに働きかけるのに対し、プルリアルデンシファイは肌の土台そのものの再生を目指します。年齢とともに減少するコラーゲンやエラスチンに着目した治療です。

主成分のポリヌクレオチドは、サーモン由来のDNAから抽出される成分です。皮膚内でアデノシンA2A受容体へ働きかけ、それに伴って線維芽細胞が活性化し、コラーゲン産生を促します。

肌のハリや小ジワの改善を目指し、保湿によって乾燥を防ぐ側面もあるのですね。
目的に合わせて方法を組み合わせる
アンチエイジングには、食事による「守り」、HIFUなどによる「攻め」、プルリアルデンシファイのような「再生」という考え方があります。現在の悩みと将来の予防を整理して、自分に合う方法を組み合わせることが大切です。
施術の適応やダウンタイム、得られる変化には個人差があります。自分に合う方法が分からない場合は、診察で肌の状態を確認し、希望を伝えて相談しましょう。


銀座TAクリニック副院長の内山智裕です。最近、鏡を見て「老けた」と感じたり、去年までは気にならなかったシワやたるみが目立ってきたりしていませんか?