糸リフト(スレッドリフト)

糸リフト(スレッドリフト)とは?

糸リフトとは、医療用の糸を皮下に挿入して皮膚を引き上げ、たるみを改善する施術

糸リフト(スレッドリフト)とは、医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、下垂した皮膚や脂肪を引き上げる施術です。切開を伴わない「切らない施術」ですが、たるみを改善できる点が特徴です。

糸を入れることで、フェイスラインや頬、ほうれい線など、年齢とともに生じる下方向のたるみに直接アプローチします。施術直後から引き上がりを実感しやすく、短時間で変化が得られる点もメリットです。

また、吸収性の糸を使用する場合、体内で糸が分解される過程でコラーゲン生成が促されます。リフトアップに加え、肌のハリや弾力の向上も期待できます。

糸リフトの種類

糸リフトで使用される糸は、形状と素材によって効果が異なります。引き上げ方や得意とする悩みは、糸の種類ごとに変わります。

そのため、「糸リフト=同じ施術」と捉えるのではなく、目的に合った糸を選ぶことが重要です。たるみをしっかり引き上げたいのか、アンチエイジングを重視したいのかによって、適した糸は変わります。
糸の特徴を理解したうえで選択することが、仕上がりの自然さや満足度につながるのです。

コグ付き糸

糸リフトのコグつき糸は、表面にトゲ状の突起(コグ)がついている

コグ付き糸は、もっとも強い引き上げ効果を得られる糸です。糸の表面にトゲ状の突起(コグ)が付いており、皮下組織にしっかりと噛み合い、頬・フェイスライン・ほうれい線周りのたるみを、物理的に持ち上げます

現在主流の吸収性素材(PDO・PCL・PLLA)は、半年〜2年ほどかけて徐々に吸収され、その過程でコラーゲン生成も促進されるため、リフトアップと肌質改善を同時に狙える点も特徴です。

ツヤ肌コラーゲンリフト®|TAクリニックグループの糸リフト

コグ付き糸の糸リフトとして、TAクリニックグループがおすすめなのが、“TAC式ツヤ肌コラーゲンリフト®”です。

当グループが独自に開発した特殊な糸で、小顔効果が得られるだけでなく、優れた美肌ケアが叶います。当グループの代名詞ともいえる施術で、非常に多くの患者様に選ばれてきました。

糸リフトで小顔を目指す方に、もっとも適した施術です。

ツヤ肌コラーゲンリフト®をくわしく見る

ショッピングリフト

糸リフトのショッピングリフトは、非常に細く滑かな吸収性の糸

ショッピングリフトは、たるみを強く引き上げる施術ではなく、将来的にたるみにくい肌をつくることを目的としたアンチエイジング治療です。

皮膚の浅い層に極細の糸を多数挿入することで、コラーゲン生成を促し、肌のハリや弾力を高めます。その結果、年齢とともに進行するたるみの予防につながるのです。

すでに目立つたるみを改善したい場合は、コグ付き糸による糸リフトが適しています。その一方で、大きな変化よりも、自然な若々しさを保ちたい方には、ショッピングリフトが選択されることが多くなっています。

また、ダウンタイムが比較的短い点も特徴です。

TAC式 ショッピングリフト|TAクリニックグループのショッピングリフト

TAC式 ショッピングリフトは、TAクリニックグループならではの手技で行う美肌治療の決定版とも言える施術です。

特殊な極細糸を皮膚に挿入し、糸や針の刺激によって、皮膚内部のコラーゲン生成を促します。当グループの高い技術力で、術直後から腫れや内出血が最小限に抑えられるので、ダウンタイムが気になる方、多忙だけど美肌を目指したい方などに、多く選ばれていいます。

TAC式 ショッピングリフトをくわしく見る

吸収性糸・非吸収性糸の違い

糸の素材は、体内に吸収されるかどうかで大きく性質が分かれます
PDO・PCL・PLLAなどの吸収性糸(溶ける糸)は、施術後半年〜2年ほどで体内に吸収され、自然な仕上がりと安全性の高さから、現在、もっとも採用されている糸です。

一方、非吸収性糸(溶けない糸)は長期間残り、トラブル時除去や対応が難しく、今後の美容施術の制限になることも多いため、現在は、ほとんど採用されていません。

糸の選び方

糸選びの基本は、目的に合わせて形状と素材を選ぶことです。引き上げを重視する場合はコグ付き糸、ハリ・弾力アップなどが目的の場合は、ショッピングリフトが適しています。

自然さや安全性を重視する場合は、吸収性糸が選ばれます。ただし、最適な糸は一律ではありません。

顔立ちや脂肪量、たるみの程度によって、適した糸や本数は変わります。症例数の多いクリニックで診察を受けることが、仕上がりの満足度につながるといえるでしょう。

糸リフトが向いている人・向いていない人

糸リフトは、たるみの状態や顔立ちによって適応が分かれる施術です。すべてのたるみに有効とは限らず、事前の見極めが重要とされます。

糸リフトが向いている

糸リフトが向いている人の5つの特徴の図解

フェイスラインや頬の下垂など、重力によるたるみが出始めた段階では、糸リフトの効果が現れやすい傾向にあります。皮膚や脂肪の余りが少ない場合、引き上げによる変化を実感しやすくなります。

切開を伴う治療に抵抗がある方や、ダウンタイムを抑えたい方にも適しています。輪郭の引き締まりや、若々しい印象への変化を目的とするケースで、多く選ばれている施術です。

糸リフトが向いていないケース

糸リフトが向いていないケース2つの図解

皮膚や脂肪の余りが多い場合、糸リフト単独では十分な改善が難しいケースが多いです。無理な引き上げは、引きつれや違和感につながる可能性があります。

皮膚が薄い方は、糸の存在感が出やすくなります。凹凸や糸の露出リスクを考慮した、慎重な判断が求められます。

糸リフトで得られる3つの効果

糸リフトには、たるみの引き上げや肌質改善など、主に3つの効果が期待できます。

糸リフトの3つの効果の図解

糸リフトの主な効果は、以下の3つです。

  1. フェイスラインがシャープ小顔になる
  2. ほうれい線たるみの改善
  3. 肌のハリ・ツヤ感の変化

糸リフトは、たるみを引き上げるだけの施術ではありません。

糸の物理的作用と、体内反応の両面から、複数の効果が期待されます。得られる変化は、糸の種類や本数、挿入デザインによって異なります。

1.リフトアップによって小顔になる

糸リフトは、下垂した脂肪や皮膚を本来の位置へ引き上げます。これが、糸リフトの特徴であり、もっとも期待されるリフトアップ効果です。
その結果、フェイスラインが引き締まり、輪郭がすっきりした印象になります。

特に、頬のもたつきや口横の重さが軽減されることで、顔全体がコンパクトに見えやすくなります
骨格自体が変わるわけではありませんが、たるみによる横幅や下方向の広がりが抑えられる点が特徴です。

2.ほうれい線たるみの改善

糸リフトは、ほうれい線やフェイスラインのたるみに対して、直接的な改善効果が期待される施術です。
下方向に落ちた皮膚や脂肪を、本来の位置へ引き上げます

トゲ状の突起を持つコグ付き糸を使用した場合、皮下組織に糸が引っ掛かり、たるみを物理的に支えます。そのため、変化を実感しやすい点が特徴です。

一方、トゲのない滑らかな糸は、肌の弾力改善による自然なリフトアップを目的とします。大きな引き上げよりも、質感やなめらかさを重視するアンチエイジング目的で選択されます。

糸リフトは、日本美容外科学会の美容医療診療指針(令和3年度改訂版)においても、シワ・たるみの治療法の一つとして位置づけられています。

3.肌のハリ・ツヤ感の変化

糸リフトによる肌質の変化は、いわゆる「肌育注射」のように、肌質改善そのものを主目的とした治療とは異なります。
糸リフトは、たるみを引き上げて輪郭を整えることが主目的であり、肌のハリや質感の変化は、糸による刺激と構造変化に伴って副次的に現れる反応です。

肌質改善を主目的とする場合は、肌育注射などの治療が適しているケースもあります。
一方で、フェイスラインの引き締めやたるみ改善と同時に、肌のハリ感も得たい場合には、糸リフトが選択肢となります。

効果の持続期間

糸リフトの効果の持続期間の図解

糸リフト後の腫れや違和感は、1〜2週間程度で落ち着くのが一般的です。その頃から、糸による引き上げ効果を実感し始めるケースが多く見られます。
施術後2週間〜1カ月にかけて、糸の周囲でコラーゲン生成が進み、肌のハリやツヤが高まりやすくなります1〜3カ月は、リフトアップ効果と肌質改善の両方が安定して現れやすい時期です。

約3カ月で状態が落ち着き、その後は緩やかに変化していきます。

吸収性糸は半年から2年程度で体内に吸収されるため、リフトアップ効果の目安はおおよそ半年~2年とされています。
糸が吸収された後も、コラーゲン生成によるハリ感や肌質の改善が残るケースが多いです。

吸収性糸の吸収期間は、素材によって異なります。PDO素材はおおよそ半年〜1年、PCL素材は1年半〜2年程度を目安に体内で徐々に分解・吸収されます。
糸が吸収された後も、コラーゲン生成によるハリ感や肌質の変化が一定期間残るケースが多く、持続期間には個人差があります

また、糸の種類や本数、たるみの進行度によって個人差は大きくなりますが、定期的な再施術により、効果の維持を目指す選択肢もあります

糸の本数目安と選び方

糸リフトの効果は、「何本入れるか」ではなく「どこに、どの糸を、どう配置するか」で決まります。
本数は多ければ良いわけではなく、たるみの方向や脂肪量に合わせた設計が重要です。

ここでは一般的な目安を示しますが、実際の適正本数は、顔の状態を見ながら、医師の診察によって判断されます。

部位別本数の目安

必要な本数は、部位ごとのたるみの程度・脂肪量・皮膚の厚さで大きく変わります

ここでは、一般的な傾向を示しますが、実際の適正本数は顔立ちや左右差、希望する仕上がりによって異なるため、カウンセリングでの診断が必須です。

フェイスライン

フェイスラインのたるみ、もたつきは、糸リフトの中でも、もっとも“本数の差”が出やすい部位です。輪郭の緩みが軽度の場合は、少ない本数でも引き締まりを感じやすい一方、中度〜重度のたるみでは、片側に複数本の糸を組み合わせ、下方向からの支えと横方向の引き上げを併用する必要があります。

また、フェイスラインは脂肪量やむくみの影響が大きく出るため、糸単独ではなく脂肪除去系施術との併用を提案されるケースもあります。

ほうれい線

ほうれい線は、頬のたるみの落ち込みが原因のため、糸の本数は頬側の状態に依存します。軽度のたるみであれば、頬の上部を引き上げる糸を片側に数本入れるだけで、ラインが浅くなることがあります。

一方、年齢変化による脂肪下垂が強い場合は、引き上げ方向を変えた複数本の糸を併用し、頬のボリューム位置そのものを支えるデザインが必要です。

左右差が出やすい部位なので、カウンセリングで慎重な糸配置の判断が求められます。

頬(中顔面のたるみ)

頬のたるみは、顔全体の老け見えに直結するため、糸リフトの中でも本数に幅が出る部位です。頬の中央が落ちて影ができるタイプは、上方向へのリフトを中心に数本で変化が出ることもあります。

一方、脂肪が多いタイプ・皮膚が厚いタイプでは、効果的な引き上げには、複数本の糸を層の深さを変えて配置する必要があります。中顔面はたるみの度合いに個人差が大きいため、本数は、診断に基づく調整が不可欠です。

マリオネットライン(口角下の影)

マリオネットラインは、下方向のたるみが目立つ部位のため、糸の本数はフェイスラインと連動します。軽度のたるみなら数本でも改善を感じやすいですが、影が深いケースでは口角下〜フェイスラインにまたがるデザインで複数本を使用し、下に落ちる脂肪の支えを作る必要があります。

この部位は表情筋の動きの影響も受けやすく、糸の配置バランスが仕上がりを左右します

悩み別の本数例(軽度〜中等度〜重度)

必要な糸の本数は、たるみの深さ・脂肪量・皮膚の厚さで大きく変わります

糸リフトは、「軽度だから少ない本数でOK」「重度だから多い本数が必須」といった単純な線引きではなく、顔立ちや加齢変化のタイプによって、適正本数が異なるのです。

部位×たるみの程度 本数の傾向
フェイスラインの軽い緩み・輪郭のぼやけ(軽度) 少本数で変化を感じやすいケースあり
ほうれい線・頬の影・頬の下垂・脂肪位置が下がる(中等度) 部位ごとに複数本が必要になる傾向
輪郭が大きく崩れている・頬下垂・下方向のシワが強い(重度) 糸単独より複数本と複合施術を検討

医師が本数を決めるときの判断基準

医師が糸リフトの本数を決める判断基準の図解

糸リフトの本数は「たるみの方向」「脂肪量」「皮膚の厚み」など、複数の要素を総合的に見て決定します。

たるみの種類(下方向・横方向・中央の落ち込み)

たるみがどの方向へ進行しているかで、必要な糸の本数と配置が変わります。下方向に強い場合は“支える糸”が必要になり、横方向の崩れは“引き上げる糸”の比重が高くなるため、本数の増減に直結します。

脂肪量・皮膚の厚み

脂肪が多い・皮膚が厚いタイプは、糸の力が伝わりにくく、本数が増える傾向があります。逆に、脂肪が少ないタイプは少ない本数でも変化が出やすいため、素材やデザインも合わせて調整します。

骨格(フェイスラインの角度・頬骨の位置)

骨格によって“糸のかかりやすさ”が異なります。フェイスラインが緩やかな人はたるみが溜まりやすく、頬骨の高さによって糸の支点を増やす必要が出るなど、本数の決定に影響します。

左右差(非対称性)

顔の左右はほとんどの人が非対称のため、左右で同じ本数にしないケースもあります。より自然に仕上げるため、たるみの強い側に本数を調整するなど、微調整が行われます。

希望する仕上がり

「自然な範囲で整えたい」「しっかり変化を出したい」など、希望に応じて必要本数は変わります。大きな変化を求める場合は、引き上げ糸と固定糸を組み合わせるなど、デザインを強化する本数設定になります。

併用施術の有無

脂肪除去や脂肪吸引との複合施術で、糸の本数を減らせる場合があります。その一方で、糸だけでは難しいケースでは、本数を増やす判断が行われることもあります。

糸リフトのやり方のフロー図

糸リフトの施術の流れは、下記のとおりです。

  1. マーキング
  2. 麻酔
  3. 糸の挿入
  4. 調整

ここでは、TAクリニックグループの糸リフト施術の流れをご紹介します。

1)マーキング

カウンセリングで伺った患者様のご希望に沿って、医師がデザインを施し、どの部位から施術を行うかを見極めながらマーキングを行います。

2) 麻酔

局所麻酔に加え、笑気麻酔、静脈麻酔など、患者様のご希望に合わせ、できるだけ負担を軽減できるように対応します。

3) 針を挿入し、糸を入れる

麻酔の効きを確認後、糸リフト専用の針をマーキングに沿って刺入し、専用の医療用糸を挿入します。

4) 針を抜き、糸を調整する

皮膚を押さえながら針を引き抜き、挿入した糸を調整します。

この一連の流れは、一般的な糸リフトの手順をわかりやすく整理したものです。

TAクリニックでは、糸の挿入位置をアゴ下・こめかみ・口角上などから柔軟に選べるため、部位ごとに最適なアプローチが可能です。こうした独自の設計が、変化の実感や持続性につながっています。

施術内容について不安がある方は、カウンセリング時に遠慮なく医師にご質問ください。納得したうえで施術を受けていただくことが大切です。

糸リフトのダウンタイム副作用と術後経過

糸リフトの腫れの経過:術前、術直後、1週間、1カ月の症例写真

糸リフトは、切開を伴わない施術のため、ダウンタイムが比較的短い治療とされています。ただし、糸を皮下に挿入する特性上、施術後には一定の反応が生じます。

ダウンタイム中の主な症状

施術後は、腫れやむくみ、軽い内出血、大きく口を開けづらいなどのが症状が出ることがあります。症状の程度には個人差があり、多くは数日から1〜2週間ほどで落ち着いていきます。

また、糸による引き上げの影響で、つっぱり感や違和感を覚える場合もあります。これらは糸が組織になじむ過程で起こる反応であり、時間の経過とともに軽減するケースが一般的です。

日常生活への影響と注意点

ダウンタイム中も、日常生活への大きな制限はほとんどありません。ただし、施術直後は強い表情の動きや、顔への強い刺激は控える必要があります。

腫れや内出血を悪化させないためにも、数日間は激しい運動や長時間の入浴、飲酒・喫煙を避けることが推奨されます。

糸リフトの副作用と回復の目安

施術後は一時的にさまざまな反応があらわれる場合がありますが、ほとんどは時間の経過とともに落ち着いていきます。身体の回復を見守るように、焦らず過ごすことが大切です。

主な副作用 回復の目安
腫れ・むくみ 術後の翌日〜3日後にかけて出やすく、数日~1週間前後で落ち着くことが多いです。顔の左右差やぼんやり感を感じることもありますが、自然と落ち着いていきます。
痛み・つっぱり感 軽い痛みや引きつれを感じる場合がありますが、通常は数日で和らいでいきます。医師から処方された鎮痛薬でコントロール可能なことが多いです。
内出血
(あざ)
針穴や糸の挿入による内出血が見られるケースもあります。赤紫色→黄色→肌色と変化しながら1〜2週間程で目立ちにくくなります。色が薄い場合はメイクでカバーできます。
左右差・凸凹 施術後しばらくは、糸がなじむまでの間に、顔に左右差や凹凸を感じることがあります。通常は1〜2週間ほどで自然におさまり、更に時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
口の開けづらさ とくに施術直後は、糸による組織の固定や皮膚の引きつれ感から一時的に口を開けにくいと感じることがありますが、時間とともに自然に改善していきます。
しびれ
(神経への影響)
まれにしびれを感じる方もいらっしゃいますが、通常は時間の経過とともに軽減される傾向があります。

【動画解説】これを見れば糸リフトのダウンタイムがわかる!

効果が出るまでの目安とピーク

糸リフトの効果は、施術直後ではなく、腫れやむくみが落ち着く時期から徐々に現れます。一般的には、1〜2週間ほどで引き上がりの変化を感じ始めるケースが多いです。

その後、2〜4週間にかけて糸の周囲でコラーゲン生成が進み、肌のハリやツヤの向上を実感する方もいます。リフトアップ効果と肌質の変化が安定して感じられるのは、施術後1〜3カ月頃が目安とされています。

おおよそ3カ月を過ぎると状態が落ち着き、その後は緩やかに経過していきます。効果の持続期間は、糸の種類や本数、たるみの程度、肌質によって異なりますが、半年〜1年程度が一般的です。

良い状態を維持するためには、定期的な再施術や、引き締め治療・スキンケア施術を組み合わせる選択肢もあります。
また、1年に1度糸を追加することで、より強い結合組織を作り、たるみにくいお肌を維持することも可能です。

糸リフトのリスク

糸リフトの4つのリスクの図解

糸リフトは、切開を伴わず比較的安全性の高い施術とされています。

ただし、糸を皮下に挿入する治療である以上、一定のリスクが存在します。事前に想定されるリスクを理解しておくことが重要です。

1. 糸の露出・感染

糸の露出や感染は、糸が本来入るべき層より浅い位置に挿入された場合に起こりやすいです。皮膚の薄い部位に無理な角度で糸が通されたケースや、体質による免疫反応が関与する場合もあります。

主な所見として、刺入部周囲の赤みや腫れ、圧痛が挙げられます。糸が皮膚越しに透けて見える、あるいは先端が皮膚表面に露出する例も報告されています。炎症が進行すると、感染徴候を伴うことがあります。

皮膚が薄い方や、過去に糸リフトを複数回受けている場合、皮下組織の支持力が低下しやすく、リスクは高まる傾向です。
そのため、糸の選択や挿入層の判断には、解剖学的な理解と十分な経験が求められます。

2.左右差が残る可能性

人の顔はもともと左右非対称です。
脂肪量や骨格、筋肉の動きにも個人差があり、糸のかかり方や術後の腫れの出方によって仕上がりに差が出ることがあります。

糸リフトで左右を完全に同じ状態にすることはできません。
治療において重視されるのは、「見たときの違和感を最小限に抑えること」です。
そのため、左右差を前提とした設計が求められます。

3.引き上がり不足・過矯正(上がりすぎ)

糸の種類や強度が悩みに合っていない場合、変化が乏しく感じられることがあります。
反対に、本数が多すぎる場合や、引き上げ方向が適切でない場合、不自然な仕上がりにつながるケースが多いです。

引き上がり不足では、効果を実感しにくくなります。過矯正では、口角や頬が引っ張られ、表情が硬く見える可能性が否定できません。

仕上がりに関するトラブルについては、後述する「失敗例」の見出しでくわしく解説します。

4.一時的な違和感(痛み・つっぱり)

術後に感じる痛みやつっぱり感は、医学的なリスクではなく、糸リフト特有の施術反応に分類されます。
多くの場合、数日から数週間で軽減するのが一般的です。

説明が十分でないと、これらの症状が「失敗」と誤認されることがあります。
経過の一部として理解しておくことが大切です。

リスクを抑えるための当グループの取り組み

TAクリニックグループでは、たるみの方向性・脂肪量・骨格を踏まえて、糸の種類と本数を選択し、左右差補正のデザインにも時間をかけています。

糸が浅く入ることによる露出リスクを避けるため、解剖学的に安全な層へ確実に挿入する技術を徹底し、術後も経過に応じてフォローアップを行います

糸リフトの失敗例後悔しないための対処法

糸リフト施術後に見られることがある代表的な失敗例6つのケースと、それに対する対処の一例をご説明します。

1.顔表面の凸凹やよれが治らない

糸リフトの失敗例:顔の凸凹やよれが治らないh

糸リフト後、皮膚表面に軽い凹凸やよれが見られることがあります。多くは、挿入した糸が皮下組織になじむまでの一時的な反応です。

通常は、時間の経過とともに組織が落ち着き、表面の違和感も軽減していきます。ただし、糸が浅い層に入っている場合や、皮膚が薄い部位では、凹凸が目立ちやすくなることがあります。

TAクリニックグループでは、引き上げに適した糸を選択し、挿入層や方向を細かく調整しています。経験を積んだ医師が施術を行うことで、こうしたリスクを抑えるよう努めています。
他院で施術を受け、不安を感じている場合も、まずはカウンセリングで相談することが大切です。

2.効果が十分に感じられない

糸リフトの失敗例:効果を感じられない

糸リフトの効果を実感しにくい原因の一つに、皮下脂肪の量が挙げられます。
脂肪が多い場合、糸による引き上げが外見上わかりにくく、変化が穏やかに見えることがあります。

また、皮膚がやわらかいタイプでは、糸のかかりが弱くなりやすく、リフトアップ効果や持続期間に物足りなさを感じるケースもあります。

TAクリニックグループでは、顔全体の状態を診察したうえで、必要に応じて脂肪吸引などの併用施術を提案しています。

3.顔がひきつれて見える

糸リフトの失敗例:顔をひきつれて見える

施術直後は、糸が皮下組織になじんでいないため、引きつれたように見えることがあります。
多くの場合、1〜2週間ほどで自然に落ち着いていきます。

一方、違和感が長期間続く場合は、糸の位置や引き上げ方向が影響している可能性も考えられます。
1カ月以上経過しても症状が気になる場合は、医師に相談することが推奨されます。

4.頬がこけて見える

糸リフトの失敗例:頬がこけて見える

糸リフトでは、顔全体のバランスを考慮しながら、糸の挿入位置や引き上げの強さを調整します。
ただし、もともと頬の脂肪が少ない方や、骨格がシャープな方では、引き上げによって頬がこけた印象になることがあります。

また、脂肪吸引など他の施術を併用した場合、脂肪量の変化が見た目に影響するケースも多いです。
糸リフト単独でも、施術直後は皮膚のよれによって頬がこけたように感じられることがありますが、多くは時間とともに落ち着いていきます。

5.強い痛みが続く

糸リフトの失敗例:強い痛みが続く

術後は、軽い痛みやつっぱり感を感じることがありますが、多くの場合は数日から1週間程度で和らぎます。痛み止めの服用で軽減できるケースがほとんどです。

ただし、強い痛みが続く場合や、内服薬でも改善が見られない場合は、炎症や感染など別の要因が関与している可能性も否定できません。
まれなケースではありますが、異変を感じた際は早めに医師へ相談することが重要です。

6.顔に左右差ができる

糸リフトの失敗例:顔に左右差が残る

施術直後は、腫れの影響によって一時的に左右差が目立つことがあります。多くは時間の経過とともに改善していきます。

しかし、1カ月以上経過しても左右差が残る場合や、腫れが引いた後に差が強調される場合は、施術デザインが影響している可能性があります。顔はもともと骨格やたるみ方に左右差があるため、事前診察での見極めが重要です。

経験豊富な医師は、元々の左右差を把握したうえで、糸の挿入位置や引き上げ量を調整します。
その結果、術後の左右差は最小限に抑えられます。

糸リフトの症例写真(Before→After)

糸リフトを受けられた方の症例をお悩み別に紹介します。

顎先をシュッとさせたい

糸リフト(ツヤ肌コラーゲンリフト®︎極)(4本)、メーラーファット除去、ジョールファット除去、頬の脂肪吸引、ヒアルロン酸注射(アゴ、涙袋) |症例写真(術後6ヵ月)|20代女性

施術前の悩み

  • フェイスラインをもっとシャープに見せたい
  • 頬やメーラー・ジョールの脂肪によるもたつきが気になっていた
  • 横顔や写真で、輪郭の印象がぼやけて見えてしまう

医師コメント

元々小顔の方でしたが、より洗練された輪郭を目指して、頬・メーラー・ジョールの脂肪除去と糸リフト、アゴヒアルロン酸を組み合わせて施術しました。必要な脂肪は残しつつ、余分な部分のみを除去し、糸リフトで固定することで長期的な小顔効果を引き出しています。

アゴ先を整えたことでフェイスラインがより引き締まり、自然で美しい小顔へと変化しました。

森 光 医師

担当:森 光 医師

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フェイスラインをもっとシャープにしたい

糸リフト(ツヤ肌コラーゲンリフト®︎極)(6本)、ジョールファット除去、メーラーファット除去、ボツリヌストキシン注射(エラ)、ヒアルロン酸注射(アゴ) |症例写真(術後1ヵ月)|20代女性

施術前の悩み

  • 口横(ジョール)のもたつきでフェイスラインが重たく見えてしまう
  • 丸顔気味で、よりシャープな卵型フェイスラインに整えたい
  • エラの張りや余分な脂肪によって小顔に見えにくい

医師コメント

フェイスラインをよりすっきりさせたいとのご希望に合わせ、ジョール・メーラーの脂肪除去と糸リフト、エラボトックス、顎ヒアルロン酸を組み合わせて施術しました。

脂肪は将来コケ感が出ないよう必要量のみを丁寧に除去し、糸リフトで引き上げることで効果が長持ちするようデザインしています。

術後1ヵ月で口横のもたつきが改善し、可愛らしい卵型のフェイスラインへと変化しています。今後さらに馴染み、より自然な小顔効果が期待できます。

森 光 医師

担当:森 光 医師

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丸みのある下顔面をすっきり見せたい

糸リフト (ツヤ肌コラーゲンリフト®極)(10本)、バッカルファット除去、Lラインファット除去、ヒアルロン酸注射(ほうれい線、鼻翼基部)、ボツリヌストキシン注射(エラ) |症例写真(術後2ヵ月)|20代女性

施術前の悩み

  • 頬やフェイスラインの脂肪により、正面・横顔がぼやけて見えてしまう
  • ほうれい線や鼻翼基部の影で、顔全体が重たく見える
  • エラの張りや下顔面のもたつきが気になり、小顔に見えにくい

医師コメント

バッカルファット・Lラインファットの除去と糸リフトを組み合わせ、将来コケ感が出ないよう必要な脂肪を残しつつフェイスラインを引き締めました。

さらに、ほうれい線・鼻翼基部へのヒアルロン酸とエラのボツリヌストキシン注射で下顔面の影や張りを整え、輪郭をよりシャープにしています。

術後2ヶ月でスッキリしたフェイスラインが現れ、可愛らしさを保ちながら洗練された小顔へと変化しています。今後の馴染みで、より自然な立体感が期待できます。

立体感のあるスッキリした下顔面にしたい

糸リフト(ツヤ肌コラーゲンリフト®︎極)(6本)、ジョールファット除去、ボツリヌストキシン注射(エラ)|症例写真(術後3ヵ月)|20代男性

施術前の悩み

  • 口元や頬のもたつきにより、フェイスラインがぼやけて見えてしまう
  • エラの張りが強く、小顔に見えにくい
  • 横顔・斜めから見た際に下顔面が重たく見える

医師コメント

口元や頬のもたつきを改善しフェイスラインを引き締めるため、ジョールファット除去と糸リフト、エラボトックスを組み合わせて施術しました。

術後1ヵ月から変化が現れ、3ヵ月後には腫れも落ち着き、どの角度から見てもシャープで洗練された小顔に。お顔の余白が減ることで、目鼻立ちがより引き立つ印象に仕上がっています。

森 光 医師

担当:森 光 医師

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糸リフトの名医在籍|TAクリニックが選ばれる理由

形成外科専門医・美容外科専門医を始めとする少数精鋭の優れた医師陣

TAクリニックグループの医師(香山武蔵医師・森光医師・山田真里江医師

糸リフトの名医がいるTAクリニックグループには、形成外科専門医、美容外科専門医が多数在籍しています。こうした資格を保有したり、豊富な経験を積み重ねたりした医師だけが、TAクリニックに所属しております。

当クリニックは、あえてコンビニエンス展開をせず、少数精鋭のデザイン力・技術力に優れた医師のみを採用しているのが特徴です。
もちろん、当クリニックに所属後も、医師同士で技術・知識を共有しあいながら、お客様のお悩みに合わせた施術を提供できるよう努めております。

【専門医解説】糸リフトの名医の条件と探し方

ベテランの医師がしっかりサポートします!

糸リフト(スレッドリフト)は、切らない施術とはいえ、医師の技術力と知識、加えて経験値が、その後の仕上がり具合に大きな影響を与えます。糸リフトは、皮膚のどの層に糸を挿入するか、デザインに合わせどのくらいのテンションで、どの方向に引き上げるかなど、多くの医療技術、医学知識に基づく経験が必要だからです。

糸リフトの糸を挿入するのは、皮膚の皮下組織と表情筋(筋層)の間にある表在性筋膜と呼ばれるSMAS層(スマスそう)近くの“皮下脂肪層”になります。
皮膚の土台ともいえる皮下脂肪層を糸によって物理的に引き上げることで、たるみ改善・リフトアップ効果が期待できるからです。

もし、この皮下脂肪層ではなく、皮膚の浅い部分に糸を挿入してしまうと皮膚表面の凸凹が起こりやすくなるだけでなく、理想とするリフトアップ効果が得られない結果につながります。
つまり、糸リフトを成功に導くには、しっかりと皮膚の構造を理解していなければならないため、的確に狙った皮膚組織に糸をアプローチする技術力と経験が必要だということです。

近場でできそうだったからなど、深く考えずクリニック・医師選びをしてしまうと満足の行く結果にならない可能性が高まります。

糸リフトの圧倒的症例数と当クリニックのこだわり

TAクリニックグループは、糸リフトに非常に力を入れているクリニックです。
当クリニックが選ばれる理由は、その症例情報の多さにあるともいえるでしょう。

糸リフトの症例は、開院以来10,000件以上の数を誇り、その変化率や美しい仕上がり具合は、SNSやホームページの症例画像でご確認いただけます。
理想を作れるドクターが多数在籍しておりますので、お好みの症例があればぜひお持ちください。

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